理事長からのごあいさつ
社会福祉法人博由社は、昭和57年3月に設立され、今年43年目を迎えました。
「忠恕（ちゅうじょ）～まごころと思いやり」の基本理念のもと、300名余りの職員が力を合わせ、障害者支援施設2か所、特別養護老人ホーム2か所のほか、障害者生活介護事業や高齢者通所介護・訪問介護・居宅介護支援事業、地域包括支援センター等を神戸市、明石市及び加古川市の5つの拠点で運営し、地域に根差した社会福祉サービスを提供しています。
超高齢社会の進展や障害の重度化・重複化等により、共生社会実現に向けた地域福祉へのニーズはますます高まっています。また、最近のコロナ禍の落着きに伴い、人や社会経済の動きが再開し、賃金・物価の上昇や人材不足が深刻化しているほか、社会保障制度の改正や介護報酬等の改定等々、福祉を取り巻く環境は大きく変化しています。
この中にあって、当法人では、多様なニーズに応じたより高い水準のサービスを提供するため、専門技術研修の充実や先進事例研究、利用者満足度調査の実施はもとより、担い手である職員が自分を磨きながらやりがいをもって働くことができる環境づくりに力を入れています…人事給与制度の改革とキャリアパスの明確化、子育てやワークライフバランスに配慮した働き方改革、ＯＪＴ・資格取得支援・階層別研修の充実、サービス実践等報告会の実施、業務効率化と負担軽減のためのＩＣＴ・介護ロボットの導入、そして、“博由社のいま”を広く知っていただくためのＳＮＳ等による情報発信や地域との交流等による透明で開かれた経営の推進、これらを支える法人機能や財務基盤の強化などです。 本年3月には、この取組みをより確かなものにするため、令和6年度～8年度を対象期間とする「中期経営戦略～新しい変化への適応をめざして～」を策定し、具体的方策や目標を明確にして、新たなステージに踏み出したところです。
今後とも、心のこもった行き届いたサービスをめざしながら、ご利用者様・ご家族様はもとより、地域住民・関係機関・団体の皆様からも愛され信頼される法人であり続けるよう職員一同努力していく所存です。どうか皆様のご理解とご協力、ご支援をお願いします。
